工場派遣のマージン率(通称ピンハネ率)を計算してみた

マージン率計算方法工場派遣について

平成24年(2012年)10月に施行された改正派遣法で、派遣会社はマージン率などの情報提供と派遣料金の明示を義務付けられました。

改正後に就業条件明示書に派遣料金が書かれるようになったので、その頃から派遣会社で働いている人は知っていると思います。

今まであまり気にしたことがなかったのですが、自分がどれだけピンハネされているのか知っておくのも大事かなと思い調べてみました。

 

製造系派遣会社のマージン率を調べてみた

マージン率の計算方法

 

マージン率がいわゆるピンハネ率です。

計算式は図にあるように、

マージン率={(派遣料金の平均額)ー(派遣労働者の賃金の平均額)}÷派遣料金の平均額

です。

例えば、トヨタから派遣会社に1時間に付き1,000円渡されるとして、自分がもらうのが500円だったら、半分抜かれてるのでマージン率50%ですね。

計算式で書くと、

(1000-500)÷1000=0.5

0.5×100=50%

と、こんな感じになります。

注意点は、平均額となっているところです。

個別にマージン率を公開する必要はありません。

就業条件明示書に記載されている派遣料金も事業所平均額です。

だから、実際に自分の派遣先が派遣会社にいくら払っているのかはわかりません。

あくまで目安程度にしかならないということです。

 

マージンのすべてが派遣会社の利益ではない

先ほどの例でいうと、「半分も抜きやがってこのピンハネ会社がっ!」というように思う人もいるかもしれません。

ですが、抜いた金額のすべてが派遣会社の利益になるわけではありません。

 

マージン率内訳

「ハケン」のホントpdf資料より

↑の円グラフを見てもらえればわかりますが、派遣先からもらえる金額のうち、派遣会社の営業利益は3.2%となっています。

上のグラフをまとめると下のような感じです。

・社会保険料や雇用保険、有給などに13.7%
・広告費や教育研修、社員の人件費などに13.1%
・営業利益3.2%
合計30%

この割り合いは派遣会社や派遣先企業によっても変わるでしょうが、社会保険料などの福利厚生や有給、教育関連費などを派遣料金から賄うのは間違いありません。

例えば、日研トータルソーシングなどは自社で研修施設を運営していて(職業訓練校のような感じ)、研修中も給与が発生します。

そういった教育費用もマージンから回していると考えられます。

マージン率が高くても、教育制度を充実させるなど、派遣社員へ還元している部分もあるということです。

 

だから、単純にマージン率(ピンハネ率)が高い=悪徳ピンハネゴミクズ派遣会社というわけではないということを知っておきましょう。

 

インターネットで公開している大手製造系派遣会社

さくらさんマージン率

日研トータルソーシングのAI「さくらさん」に聞いたら、マージン率は36%でした

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日総工産、Man to Manは見当たらず。

 

同じ派遣会社内でも事業所(要するに地域)ごとにマージン率が違うので、まとめませんけど、おおむね30%±10%くらいです。

マージン率が20%後半~30%前半くらいなら工場系派遣業界の平均といったところでしょうか。

ただ、何度もいいますけど、マージン率が高い=人が働いた金からピンハネして喰う飯はうまいか?どうなんや?というわけではないので難しいところではあります。

 

自分が働いた過去の就業条件明示書を見て調べてみた

今までのを全部取っているわけではないですし、派遣法改正以前は当然派遣料金なんて載ってないので、あまり数はありませんが、私が働いてきた工場のマージン率を調べてみました。

派遣料金が事業所平均なので、参考になるかわかりませんし、こうやって公表していいのか不明ですが書いてみます。

就業条件明示書(時給とか勤務地とか書いているやつ)に、派遣料金が書いてあるので、派遣で働いている方は自分のも見てみると面白いかもです。

簡単に派遣会社名、派遣料金(派遣先企業が派遣会社に支払っている金額)、時給、マージン率を並べていきます。

派遣料金時給マージン率
日総工産116,412/日1,40037%
(株)アウトソーシング2,663/時1,30051%
日総工産213,515/日1,04038%
37%

今働いているところは隠しました。チキンですいません。

日額になっているところは、定時で割って時給あたりの金額を出してから計算しています。

まあ、だいたい平均・・・。

って、ちょっと高くない?

(株)アウトソーシング51%やん!

 

といっても、派遣料金が事業所平均なので、おそらく実際はこんなに高くないんでしょう。

きっと。

 

まとめ~気にしないほうがいい?~

大体3割4割くらいは抜かれているという感じでした。

でも、マージン率が高い=このボッタクリクソ派遣会社が!はよ潰れろや!社会のダニが!○ね!○ねや!と一概に言えないという点は注意しましょう。

マージン率が高い低いで一喜一憂する必要はないのかなという感じです。

というか、精神衛生上あまり気にしないほうがいいかも・・・。

今回リンクを貼った派遣会社のなかにもありますが、マージンの内訳をホームページに書いている会社もあるので、そういうのを見ておくと勉強になるかもしれません。

ちなみに、マージン率すら載せていない派遣会社がありますが、そういう派遣会社は=クソ野郎ということでご理解ください。(冗談です。)

 

今回はこのへんで。

では。

 

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