私は36歳のときに、派遣会社から赴任旅費を出してもらって工場で働くために東京に来ました。
ニート期間があって、派遣を転々としていて、年齢的にも厳しい。
そもそも地元には仕事が少ない。
どうせジリ貧になるなら東京に行ってみたいということで上京したわけです。
そろそろ一年くらい経ちますが、やっと落ち着いてきた感じですね。
というわけで、今回は私の体験談を交えつつ、期間工や寮付き工場派遣で上京する際のメリット・デメリットを考えていきます。
期間工・寮付き派遣で上京
メリット
赴任旅費支給、家具・家電付きで所持金が少なくても上京できる
私が東京に来たときの貯金は10万円以下です。
正確には覚えていませんが、5万円程度だったと思います。
赴任旅費は自分が移動する交通費だけが支給対象です。
荷物を送る料金は自分持ちなので、ダンボール1箱に最低限の荷物を詰めて寮に発送、残りはスーツケースとリュックサックに入れて自分で運びました。
家具・家電付きの寮だったので、最初の給料までの生活費があれば大丈夫です。
期間工だと赴任手当や祝い金が最初の給料より早く支給されることもあるので、それだともっと所持金は少なくて済みます。
また、前借り(大体働きだして2週間~10日後)ができる派遣会社が多いので、最悪前借りというのも可能です。
1、2万円あればなんとかなるでしょう。その代わり、落ち着くまでは節制が必要になります。
働きながら仕事・部屋探しできる
私は九州から東京に来ました。
ネットが普及しているので、九州にいても東京の求人は見れますが、最終的には一度東京に出て、面接する必要があります。
交通費+滞在費でかなりの出費です。
また、住むところも自分で探す必要があります。初期費用など考えると30~50万円なんて金額が出ていくことになるでしょう。
それが、期間工・派遣だと寮も用意してくれて、赴任旅費も支給されるので、お金がなくともとりあえず東京には出て来られます。
地元で上京資金を貯めるより、すぐに東京に出てきて、働きながら引っ越し資金を貯める+就活や家探しをするほうが一石二鳥・三鳥にもなってお得ではないでしょうか。
やる気があるなら期間工がおすすめ
期間をキッチリ決めて、上京資金を貯めるために働くなら期間工がいいです。
私がトヨタ車体(愛知県)で働いたときは、忙しくて残業が多かったのもあって半年で100万円近く貯金できました。
- 東京都にある日野自動車、いすゞ自動車
- 神奈川県の日産自動車
- 埼玉県のホンダ
- 群馬県のスバル
↑のような関東圏の期間工で3ヶ月~半年、長くても一年くらい働けば、引っ越し資金は貯められると思います。
デメリット
キャリアにならない
私のように、履歴書がすでに汚れすぎていて、なかばやけくそ気味に上京する場合は期間工・寮付き派遣はおすすめです。
ただ、まともに就活する場合に、一回期間工や派遣を挟むのは経歴的に微妙かもしれません。
工場系は23区外が多い
とくに赴任旅費を出してくれるような求人は23区外が多い印象です。
私は東京といっても八王子ですし。(電車に乗って40~50分くらいで新宿です。)
工場地帯がある神奈川県なんかも求人が多いですね。
絶対に23区内がいいという人は、新聞配達など、ほかの求人を当たるのがいいかもしれません。
仕事をやめると寮から追い出される
追い出されます。
派遣の場合、普通の賃貸契約と違った気がするので、早く追い出される可能性もあります。
赴任旅費や寮費などは3ヶ月以内にやめると、実費になる可能性も出てきます。
最低3ヶ月は続ける覚悟が必要です。
といっても、私は上京後3日で辞めて別の工場を紹介してもらいました。
派遣で赴任した場合、別の案件を紹介してくれる場合もあるので、合わないなと思ったら、担当に相談するのもありでしょう。
また、赴任したら別の派遣会社にも登録しておけば、いざという時に何か仕事を紹介してくれる可能性もあります。
まとめ
私みたいに何のスキルもない元ニートが、九州から何のあてもなく上京となると、準備も必要ですし、貯金もある程度まとまった額が必要になります。
それが、期間工や派遣だと少ない所持金で済むのが大きなメリットです。
地元でフリーターや派遣をして上京資金を貯めようと思っているなら、思い切って期間工や工場派遣で東京に来てみるのもいいのではないでしょうか。
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